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テレジアの蒼い小窓

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吉行淳之介さんをめぐる女性たちの本・・・4冊。

Category最近読んだ本
2017.05.30
ひょんなことから、吉行淳之介氏には「宮城まりこ」さん以外にも「愛人」と呼ばれる女性が何人もいて、その女性たちが氏の死後にあいついで本を出していることを知った。

私は「宮城まりこ」さんが好きで、敬愛の念も持っているので、吉行淳之介氏との恋愛事情も含めて、素敵だな~と思っていた。
彼女が書いた本にはドロドロした感情や行動も含めて、宮城まりこさんの可愛らしさと強さと優しさが滲み出ていたし、読んでいてある種の品というか誇りというか矜持みたいになものも感じていた。
本の中には吉行淳之介には奥さんの他にも、彼はモテるから、女性の影を感じて、嫉妬する自分・・ということも書いてあったような記憶がある。

が・・しかし・・・立て続けに・・・2人の愛人が本を書き・・・奥様も本を出され・・。
いやはや・・・壮絶だな~。

宮城さんとは30数年間・・でも他の女性とも28年間とか、お子さんも一人いるとか・・。
吉行淳之介氏の生い立ちや、生き方は・・いろいろ・・分析もしてしまうところがあるけど、それはこの際、おいておいて・・。
本の内容の感想だけ書いておこう・・。


annsitu.jpg
「暗室」のモデルになった女性が書いた本。
28年間愛人だったそうで、氏との生活のあれこれを書いているけど・・・あまり上手な文章とも感じなくて・・。
でも・・28年間の愛人生活はすごい。。。

他人
こちらも「暗室」のモデルになった女性の書いた本。
この方は作家希望だったようで、私小説の形をとっていて、表現が凄く上手だと思った。
また、氏との性愛に関しても、直接的な表現ではないけど、妖しい色気が立ちのぼる感じで魅了された。
氏との間にお子さんが一人いるとのこと。

senaka.jpg
吉行淳之介氏の奥様の書いた本。
私は宮城まりこさんが本を出された後に、すぐ読んだ。
内容は短い結婚生活の想い出の情景からの文章だったから、強いインパクトはあまりなかったけど、生涯「離婚」せずに、「吉行淳之介の妻 」を守り通した、ある意味、女の意地をみた思いもした。
静かな青い焔が燃えているような感じだったな~。

淳之介さんおこと
こちらが「宮城まりこ」さんが書いた本。
出会いから、どんどん互いに惹かれあい、別れを決意し海外へ、でも別れられずにまた惹かれあい、そして一緒に住むことに・・。
30数年間の彼女と彼の関係が、彼が亡くなる瞬間までが書かれていて、私は冒頭にも書いたけど、すごく好きな本だった。

有名作家の「愛人」だったという人が、作家の死後に「実は・・」と本を出すケースは稀ではないけど・・今回はちょっとばかり・・・。

ということで、あっという間に読み上げた4冊の本でした!


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